特殊加工印刷の新晃社 > 特殊加工・特殊印刷TOP > エンボス・デボス加工
エンボス加工・デボス加工は、凹型や凸型の版を用いることで印刷物に凹凸をつけます。印刷物そのものに、浮き出して見えるような立体感を作り出す加工方法です。
エンボス加工とデボス加工はそれぞれ加工方法と仕上がりが異なり、表から見るとエンボス加工はデザインが浮き出して見え、デボス加工は凹んで見えます。
印刷物そのものの素材を活かし、どちらも普通の印刷では再現できない、自然な立体感と高級感を演出します。
■エンボス加工
エンボス加工は、別名“浮き出し加工”とも呼ばれており、印刷物表面のデザインが浮き出しとなる加工方法です。
エンボス加工では樹脂版や金属版で作られた、凹型と凸型両方の版を用います。凹型と凸型の版の間に印刷物を挟み強くプレスすると、表面は浮き出し、裏面は凹んだように加工されます。
■デボス加工
デボス加工は“空押し”とも呼ばれており、樹脂版や金属版で作られた凸型の版を印刷物へプレスし、凹ませる加工方法です。
さまざまな加工方法がある中で、エンボス・デボス加工は独特なオーラを放ち、高級感という言葉だけでは表現できない“特別感”を演出します。
現在では、名刺やギフトカードはもちろん、ご祝儀袋、結婚式の招待状や席次表などへ利用されることも。また、高級ブランドの紙袋にも多く見られます。このように、特別な物へ格調高い印象を付与させる加工方法、それがエンボス・デボス加工です。
また、エンボス加工は視覚障害を持つ方にも親しみある加工方法で、最も触読しやすいと評判です。そのため、点字板や触察本にも用いられています。
インキを使わずに凹凸だけで独特な存在感を放つエンボス・デボス加工。凹凸はないながらも、存在感のある多彩な箔を使用した箔押し。この2つの組み合わせにより、さらに印刷物のクオリティを上げることができます。
例えば、エンボス加工と箔押しを組み合わせた場合。箔が浮き出して見え、訴えかけるようなひときわ目を引く印刷物に仕上がります。
次に、デボス加工と箔押しの組み合わせた場合。箔ベタ押しした上からデボス加工により輪郭線をプレスすると、デザインに奥行が生まれ、シックで風格のある印象を与えます。
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