特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 和を演出する和紙PP加工はいかがですか?
公開日:2018年09月20日
こんにちは。WEB担当の山内です。
今回は、PP加工の中でも少し特殊な和紙PP加工についてご紹介いたします。
通常のPP加工の場合は光沢感を出す事ができますが、和紙PP加工は特殊なフィルムを使い和紙に似た触感と見た目にする事ができることです。
一般的な和紙を印刷すると性質上インクがきちんと乗らなかったり、滲んでしまう場合がありますが、和紙PPでは印刷した用紙の後または印刷の前に和紙PP加工を施すことで滲みを避けることができます。
和をモチーフとしたデザインや、浮世絵など昔の絵画などで使用することで質感を高めることが可能となります。
和紙PP加工には印刷の前と後に加工を施す2つの方法があります。
加工の順番で見た目が変わってきますので、ご自身に合った加工方法を選ぶ事が大切です
また、PP加工の種類の一つなので、用紙以外にも印刷する事が可能です。
・印刷の後に和紙PP加工を施した場合
印刷面全体に和紙を表現する事が可能ですが、全体的に白っぽくなり小さい文字などは見づらくなります。
会社案内用に電話番号やURLなどを記載している場合は、ユーザーが気づきづらくなる可能性があるので注意が必要です。
また、風景の写真などを強く見せたいデザインの場合は、コントラストが下がってしまうので不向きかもしれません。
しかし、浮世絵などの絵画やイラストは和紙PPを施すことで効果的に「和」を演出することができます。
・和紙PP加工を施した後に印刷した場合
印刷の後に和紙PPを施した場合とは全く逆になります。
文字の視認性は高くなり、画像もはっきりと見せることができます。また、触感もほぼ変わりません。
では実際に見比べてみましょう♪
■左が印刷の後に和紙PP加工を施した場合、右が印刷の前に和紙PP加工を施した場合です
■印刷の後に和紙PP加工を施した場合
■和紙PP加工を施した後に印刷した場合
■写真を比べてみる
左が和紙PP加工を施した後に印刷した場合で右が印刷の後に和紙PP加工を施した場合です
■拡大画像
印刷の前と後、どちらの加工がいいかはお客様がどういった事をユーザーに伝えたいかで加工の手順は変わってきます。
私のおすすめとしては
販促品として利用する事を目的とし、電話番号やURL、アピール文などはきちんと見せたいということであれば、視認性を高めるため印刷前に和紙PP加工を施す方法がおすすめです。
販促としては考えず、一つの作品として魅せたいのであればデザインによって、より自分のイメージに合った加工の順番にした方がいいでしょう。
印刷の前か後にするかによって見た目が大きく変わってくるので和紙PPをお考えの方は是非お電話又はお問い合わせフォームよりご相談ください
また、和紙PPを施したポケットフォルダとマスクケースの制作事例もございますのでよろしければご覧ください。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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