特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 特殊加工・印刷 > 【ベルベットPP加工とは?】特徴や活用事例、注意点を解説
公開日:2025年02月13日
印刷物の仕上げ加工にはさまざまな種類がありますが、その中でも「ベルベットPP加工」は、高級感のある質感と手触りの良さから人気のある加工方法の一つです。
まるでベルベットのようななめらかさが特徴で、視覚的な高級感だけでなく、触れたときの印象も大きく向上します。今回は、ベルベットPP加工の特徴や活用事例、注意点について詳しく紹介します。
ベルベットPP加工とは、印刷物の表面に特殊なフィルムを貼り付ける加工方法の一種で、マットPP加工の進化版とも言えます。一般的なPP加工には「グロスPP(光沢仕上げ)」や「マットPP(つや消し仕上げ)」がありますが、ベルベットPPは、よりしっとりとした上質な触感を持つ点が特徴です。又、マットPP加工よりも傷がつきにくく耐久性があるといった点も特徴です。
この加工は、PP(ポリプロピレン)フィルムの表面に特殊なコーティングを施すことで、まるでベルベット生地に触れているような滑らかさを実現しています。そのため、見た目だけでなく、手触りの印象が非常に重要視される高級パッケージや販促ツールに多く採用されています。
ベルベットPP加工は、高級感を与えたいシーンにぴったりの加工です。パッケージや名刺、冊子の表紙、招待状などで使用され、顧客に強い印象を残すことができます。こちらはベルベットPP加工を活用した事例になります。
高級ブランドのパッケージやギフトボックスなどに使用されることが多く、商品のプレミアム感を引き立てます。例えば、化粧品や香水のパッケージに採用することで、消費者に高級感を伝えられます。
ビジネスシーンでは、ベルベットPP加工を施した名刺やパンフレットを渡すことで、通常の紙よりも手触りが良いため、相手に強い印象を残しやすくなります。
高級感を演出するために、書籍やカタログの表紙に採用されることもあります。特にプレミアムなブランドやラグジュアリーなサービスを展開する企業にはぴったりの加工方法です。
こちらは当社が作成したベルベットPP加工の制作事例です。表面には金の箔押しを加工をしており、より高級感を演出しています。是非参考にしてみてください。
参考:落ち着いた高級感のあるノベルティ!リングノート&メモ帳
ベルベットPP加工には多くのメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。
ベルベットPPの注意点は、他のPPと比べて粘着が弱い点になります。その為、ベタがあるデザインではフィルムが剥がれやすくなりますので注意が必要です。
加工していない状態に比べて、フィルムに白っぽい指紋の跡が付きやすくなります。濃いベタのデザインで無ければ目立つことはありませんので、デザイン時に注意しましょう。
ベルベットPP加工に限らず、紙の表面に加工をする場合は事前にいくつかの注意事項があります。納期やコストといった点も含め、事前に印刷会社に確認をすることをお勧めします。
ベルベットPP加工は、印刷物に高級感と特別な触感を与える魅力的な加工方法です。ブランド価値を高めたり、印象に残る販促ツールを作成したりするのにぴったりな手法です。
高級感を演出したい印刷物やパッケージを検討している場合は、ぜひベルベットPP加工を活用してみてください。適切なデザインと組み合わせることで、より魅力的な仕上がりを実現できます。
また、ベルベットPP加工以外のPP加工について解説した記事もありますので、こちらも是非参考にしてみてください。
参考:【役に立つ】ワンランクアップできる、特殊な3つのPP貼り加工
ベルベットPP加工を検討されている場合や、サンプルをご希望の場合は是非当社までご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧に説明させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
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