特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【特色印刷】PANTONE(パントン)とは
公開日:2020年04月08日
特色印刷の色指定で有名な「PANTONE(パントン)」。世界中で使用されている色見本長であり、私たちが普段目にするブランドやお店のロゴなどにも使われています。
例えばAmazonのロゴは、オレンジとブラックのイメージですが、実際には「オレンジ=PANTONE1375C・PANTONE137U」「ブラック=PANTONE432C」と指定されています。
例えば「オレンジ色」と言っても、様々な色の表現があるため、正確に色を指定するには基準が必要です。このような色の指定には、大日本インキが提供している「DIC(ディック)」と、PANTONE社が提供している「PANTONE(パントン)」があります。デザインの幅を広げるためには、是非知っておくと良いでしょう。今回はPANTONEについてご紹介いたします。
PANTONEとは、アメリカに本社がある色見本の企業です。紙の印刷物以外に、WEBやプロダクトにおいても使用されているなど、幅広い用途で使われています。色の一つ一つにナンバーが割り振られており、ナンバーを指定することで、色の共通認識をもつことができます。
冒頭でも触れましたが、一概に「オレンジ」といっても幅広い表現のオレンジがあります。はっきりと「このオレンジ色です」と指定するためには、基準となる色が必要になります。そのために、PANTONEのような色見本を元に指定することで、正確に表現することができます。
色見本帖は縦長の長方形にまとめられたものが一般的です。パントンストアなどで購入することができます。
参考:パントンストア・ジャパンHP
ちなみにパントンでは、毎年、その年のトレンドに合わせた「カラー・オブ・ザ・イヤー」を発表しており、2020年は「クラシック・ブルー」(PANTONE 19-4052 Classic Blue)となっています。落ち着いたブルーがとても心地よいですね。
PANTONEで色指定することで、色のブレがありません。例えば印刷物でもチラシ、パンフレット、名刺、封筒など様々なものがありますが、色を指定することによって誤差やムラが出にくくなります。
ブランドカラーをはっきりと表現するために、印刷物を発注する際には指定ナンバーを伝えると良いでしょう。
※使用する素材によって色の見え方が変わる場合がありますので、あらかじめ色校正をとっておくと確実です
一般的なフルカラー印刷は4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の掛け合わせで表現されますが、「金・銀・蛍光色」などは特別に調合されたインキでしか表現することができません。高級感を出したいパンフレットやパッケージなどの場合は、ぜひPANTONEで指定しましょう。
ここでも同じですが、金といっても赤っぽい金、青っぽい金など様々なバリエーションがあります。色見本帖を参考にして色ナンバーを指定をしましょう。
まず以下の手順で確認することをオススメいたします。
1.PANTONEに対応しているか確認する
印刷会社によってはPANTONEでの色指定に対応していないところがあります。事前に確認しておくと良いでしょう。新晃社ではPANTONEに対応しております。
2.PANTONEのナンバーを控える
当然ではありますが指定ナンバーが必要になりますので、希望のナンバーをお伝えください。その際、ナンバーの伝え間違いなど、思わぬ取り違いが無いように十分ご注意ください。
3.色校正を依頼する
使用する色は同一でも、使用する紙が「コート紙(光沢のある紙)」なのか「上質紙(コピー用紙などにも使われている一般的な紙)」なのかで、色の見え方に差が生じます。仕上がりの色について確実に事前確認するためには、色校正をとりましょう。そのためにも、納期には余裕をもってご相談いただくことをオススメいたします。
新晃社ではPANTONEやDICでの特色印刷に対応しており、豊富な実績があります。また、ロゴの指定色についてのご相談なども承っておりますので、お気軽にご相談ください。担当者が丁寧にご案内させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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