特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【環境・SDGs】印刷工程で出来るSDGsの取り組み事例~プリプレス編~
公開日:2022年03月23日
印刷会社は製造工程の中で、多くの紙や水などの資源を使用します。その為、SDGsの取り組みが普及する以前から、環境への負担を少なくするための様々な取り組みが行われていました。
近年では、環境保全の意識が高まっていることから、その取り組みはますます活発になっています。
印刷工程は大きく分けると、「プリプレス」「プレス」「ポストプレス」の3つにわけることができるのですが、それぞれの工程においてどのような取り組みがあるかご存じでしょうか。
各工程において環境保全に繋がる様々な工夫や取り組み方があり、それらによって印刷物に環境に配慮しているといったロゴマークを入れることも可能です。
今回は、印刷工程における「プリプレス」で出来るSDGsの取り組み事例をご紹介いたします。
プリプレスとは印刷前における工程の事を指します。
印刷をする際には、どのような内容を印刷して配布するかといった企画からはじまり、それらを編集しデザインするなどして印刷用データを作ります。データを作る段階においては、内容に間違いがないかなどの校閲や校正を行い、いよいよ完成した印刷用データは、印刷するための版にします。この印刷するための版にする工程は「刷版(さっぱん)」と呼びます。
これら一連の流れをプリプレスと呼びます。
そしてプリプレスの段階で行う刷版ですが、アルミ等でできたプレートに印刷データをレーザーで焼き付けて、印刷用の版を作るといった工程になります。この印刷データを焼き付ける作業を「現像(げんぞう)」と呼ぶのですが、従来の現像処理ではレーザーで焼き付ける際に多くの薬品や水を使用していました。
最近では、現像レスのCTPを採用する印刷会社も増えてきました。新晃社でも現像レスのCTPに対応しており、現像が不要になることで、それにかかわる薬品や水、電気代をはじめ、現像液、ガム液と年間で600tの廃液も一切不要となり、水質保全、CO2削減などに貢献しています。
それらによって年間で600tの廃液、646tのCO2を削減するSDGsの取り組みに繋がっています。
また新晃社では、富士フイルムのグリーン・グラフィック・プロジェクト『Green Graphic Project(GGP)』に参加しています。
参考:富士フイルム グリーン・グラフィック・プロジェクト
グリーン・グラフィック・プロジェクトとは、富士フイルムが主宰する地球温暖化対策の一環で、「カーボン・オフセット制度」を活用したCO2排出量削減に取り組む活動です。当活動を通じてカーボンオフセット制度によるCO2排出量削減に取り組み、また開発発展途上国支援に貢献しています。
また、グリーン・グラフィック・プロジェクトではGGPロゴマークとともに「この印刷物は、カーボンゼロ・プレートを使用して印刷することで、CO2削減に貢献しています」と記載することができます。当社に印刷発注いただくお客様であれば、このような記載をすることが可能です。SDGsの取り組みに繋がるのはもちろん、対外的にアピールすることが可能になりますので是非ご検討ください。
いかがでしたでしょうか。これらのように、印刷前工程であるプリプレスにおいて環境に配慮した取り組みをすることができます。新晃社では、様々な環境・SDGs対応印刷に取り組んでおり、お客様のSDGs活動に貢献できる、印刷をこれからもご提供してまいります。
SDGs対応印刷のことであれば、お気軽に新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。
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