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公開日:2022年05月25日
印刷工程で出来るSDGsの取り組み事例について、前回・前々回と工程ごとに分けてご紹介させて頂きました。
【環境・SDGs】印刷工程で出来るSDGsの取り組み事例~プリプレス編~
【環境・SDGs】印刷工程で出来るSDGsの取り組み事例~プレス編~
印刷工程は大きく分けると、「プリプレス」「プレス」「ポストプレス」の3つにわけることができます。今回ご紹介するポストプレスは、印刷の後工程における部分になりますが、当社ではポストプレスの固定観念にとらわれず幅広い視点で取り組んでおります。
今回は印刷工程における「ポストプレス」で出来る取り組みや、その他の取り組みについてご紹介いたします。
ポストプレスとは、印刷後における工程の事を指します。
印刷後は、ご発注の内容にあわせてそれぞれ加工をします。例えば、チラシであれば指定サイズに仕上げ断裁をする、書籍であれば製本をする、といった加工をします。また、印刷物の梱包や、お届け先までの配送といった工程も、印刷物を納品するために大切な工程になります。
このような印刷後の一連の工程をポストプレスと呼びます。
印刷物を製造する上で、紙を適切にリサイクル処理することは非常に重要です。印刷物は製造工程上、仕上がりの調整や確認のために予備となる紙を必要とします。この予備を損紙(そんし)またはヤレと呼び、実際には納品せず廃棄する紙になります。
この損紙をただの可燃ゴミとして廃棄してしまっては貴重な資源が無駄になってしまいます。そこで当社では効率的にリサイクルできるように、白紙、上質紙、印刷済損紙、雑紙、ラミネートクラフト紙、クラフト紙、ネズ紙と種類ごとに分別し、適切なリサイクル体制を確立しています。
地球規模での気候変動問題を解決するために、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」をはじめ、脱炭素社会に向けた取り組みが注目されています。CO2(二酸化炭素)は温室効果ガスの一つであり、CO2の削減は気候変動問題に対処する重要な取り組みです。
当社ではCO2削減ために、川口工場の照明にLED照明を採用しています。LED照明は、従来の蛍光灯に比べ消費電力を抑えることできるためCO2削減に効果があります。
さらに、これまで川口工場内で対応できなかった印刷物を車で移動させるといった事がありましたが、設備を見直し内製化を進めることによって、車による移動を最小限にし、排ガスの排出を抑えています。
会社にとって、そして社会全体にとって、従業員が働きやすい環境づくりは大切な取り組みです。安心・安全な環境で働けることはもとより、社員一人一人が活躍できる場を用意することも会社の役割です。
印刷の現場では印刷機をはじめ様々な機械が常に稼働しており、言うまでもありませんが取り扱いや作業環境の整備には十分な注意が必要です。そのため、管理者による徹底したチェック体制など、怪我や事故の発生を未然に防ぐ活動に取り組み、働きやすい職場環境になるよう日々改善しています。
印刷会社の業務において力仕事が必要な場面もありますが、もちろん全ての仕事において力が必要ということではありません。例えば製本加工や梱包の現場では、力が必要な作業とそうでない作業に工程を分けることによって、女性も働きやすい環境づくりを心掛け、多くの女性従業員が活躍しています。
これまでプリプレス編・プレス編・ポストプレス編といった3回にわたってSDGsの取り組みについてご紹介させて頂きました。これらは当社の取り組みの一部ですが、まだまだ改善の余地があるものです。印刷のプロとして、持続可能な社会に貢献できるように努め、更に幅広い視点を持って改善をしていきます。
そして、これらの経験や実績から、お客様のSDGs活動に貢献できる印刷をご提供できるように、様々なご提案をさせて頂きます。SDGs対応印刷のことであれば、お気軽に新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。
【環境・SDGs対応印刷】のさらに詳しい内容はこちらもご覧ください
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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