特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【環境・SDGs対応印刷】紙製ファイル
公開日:2022年01月27日
最近では多くの企業が、持続可能な社会を実現するためのSDGs(持続可能な開発目標)について取り組んでおり、とりわけ「脱プラスチックを意識した取り組み」は、私たちの身近なところでもよく見られるようになっています。
(参考)スターバックスコーヒー/FSC®認証紙カップとストロー不要の新リッド採用で、プラスチック削減に大きく貢献
当社でも環境に配慮した印刷物についてご相談を頂く事が多くなってきており、プラ素材を使用した「クリアファイル」から、紙素材を使用した「紙製ファイル」にシフトする企業が増えています。
持続可能な社会を実現するために、どういった素材を選ぶかは重要なファクターです。今回は「クリアファイル」に代わる「紙製ファイル」についてご紹介いたします。
事務作業をする中で、よく使われるクリアファイル。職場でも家庭でもよく見かけると思います。クリアファイルの素材は「PP(ポリプロピレン)」というプラスチック素材を使っており、厚みは0.3mmほどであることが一般的です。
メリットとしては、耐水性があるので水や汚れが付着したとしても、乾いた布やティッシュで拭き取れば問題なく使用することができます。また、破れにくく、折り曲げにも強いといった耐久性もあるため、幅広く色々なシーンで利用されています。
一方で、デメリットとしては、プラスチック素材を使用していることから「廃プラスチック」として廃棄する必要があります(自治体によって異なります)。そしてプラ素材は、地球環境に負荷をかけるということでSDGsの観点から、プラ素材の製品は年々見直しが進んでいます。
紙製ファイルは、紙を素材として作られたファイルになります。
これまでプラ素材だったファイルを紙に置き換えることによって、SDGsの12番「つくる責任、つかう責任」、13番「気候変動に具体的な対策を」、14番「海の豊かさを守ろう」、15番「陸の豊かさも守ろう」に繋がります。
紙は木材を原料としているため、紙素材のほうが環境破壊につながるのではといった質問を頂く事がありますが、そういったことはありません。紙は自然界の中で循環できる地球環境に優しい素材であり、FSC認証などに適合している紙であれば、持続可能な森林から取得されていることを証明しており、また支援することも可能です。
つまり紙製ファイルは、プラ素材を紙素材に置き換えるプラス、FSC認証などの環境に配慮した紙を使用することによって、SDGsの取り組みにより貢献できるといった特徴があります。
紙製ファイルは、自然な素材を使っているため、手触りの良い質感になります。また、使用する紙によって「ラフでナチュラルなもの」「すべすべしたもの」「しっとりとしたもの」などのバリエーションを持たせることができます。
日本の竹を100%使用した「竹紙」から作られた竹紙ファイルも話題となっています
(参考)特殊加工印刷の新晃社/ラジオ日本の番組で「竹紙ファイル」が紹介されました。
サイズは一般的なクリアファイルと同じ、A4サイズの書類がちょうど収まる大きさになります。また、ファイルの右端などに切れ込みを入れることによって、中に入っている書類が分かりやすいように工夫をすることが可能です。
いかがでしたでしょうか。新晃社では、紙製ファイル以外にも様々な環境・SDGs対応印刷に取り組んでおり、お客様のSDGs活動に貢献できる、印刷をご提供しております。
SDGs対応印刷のことであれば、お気軽に新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。
【環境・SDGs対応印刷】のさらに詳しい内容はこちらもご覧ください
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