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公開日:2025年03月18日

【小ロットに最適な自由自在なカット加工】プロッターカットとは

プロッターカットとは、専用のカッティングマシン(プロッター)を使用して紙やシールなどを自由な形にカットする加工方法です。型抜き(トムソン型)とは異なり型を作成する必要がなく、小ロットの制作にも適しています。

プロッターカットは、データ通りに正確なカットが可能なため、デザインの自由度が高い点も特徴です。特に、試作品の制作や短納期のプロジェクトでは、柔軟性のある加工方法として重宝されています。また、カット精度が高く、曲線や細かいデザインの再現性にも優れているため、さまざまな用途に活用されています。

プロッターカットの特徴

1. 型代が不要でコストを抑えられる

一般的な型抜き加工(トムソン型)では、専用の木型を作成する必要があり、小ロットの場合はコストが割高になります。一方、プロッターカットは型を作らずにデジタルデータを直接反映してカットできるため、初期費用を抑えながら試作品や少量生産に対応できます。

特に、頻繁にデザインを変更する場合や、異なるサイズや形状を試したいときに最適です。例えば、プロモーション用の限定パッケージや、イベント向けのオリジナルデザインにも柔軟に対応できます。

2. 短納期で柔軟な対応が可能

短納期が求められるプロジェクトでは、プロッターカットの柔軟性が活かされます。特に、製品パッケージの最終決定前に、実際の形状を確認したい場合に便利です。

新晃社では社内にプロッターカット機を保有しており、サンプルカットや色校正用のカットなどを迅速に対応できます。短期間での制作が可能なため、試作品の確認や事前の見本作成に最適です。

3. 自由なデザインカットが可能

プロッターカットでは、レーザーカットとは異なり、熱による焦げや変色がない上に、細かいデザインやカットラインの調整も容易です。

また、紙やフィルム、合成紙など、さまざまな素材に対応できるため、デザインの幅が広がります。多様な形状やカットパターンを試せるため、ブランド独自のパッケージデザインを手軽に実現できます。

具体的な活用例

1. パッケージの試作品制作

製品パッケージのデザインやサイズ感を確認するための試作品制作に利用できます。実際の素材を使ってカットすることで、完成品の仕上がりをリアルにシミュレーションできます。

2. 色校正用カット

印刷した色校正紙をプロッターカットで仕上げることで、実際の製品と同じ形で確認できます。クライアントへの提案時に、より完成度の高いサンプルを用意することができます。

3. オリジナルグッズ・シール・POP制作

少量のシールやPOP、オリジナルグッズのカットにも適しています。店舗用の販促ツールやイベント用のアイテムを、低コストで試作・制作することが可能です。

4. 特殊形状の印刷物制作

紙製の什器やディスプレイパネルなど、通常の印刷物とは異なる形状が求められるアイテムのカットにも活用できます。

プロッターカットのデメリットとその回避策

大変便利なプロッターカットですが、状況に応じて向いていない場合があります。以下は代表的なデメリットと回避策になりますので参考にしてみてください。

1. 大量生産には不向き

プロッターカットは、小ロットや試作品向けの加工に適していますが、大量生産には向いていません。カット速度が比較的遅く、一度に多くの枚数を処理するには時間がかかります。

(回避策)
・小ロットの段階ではプロッターカットを活用し、本生産はトムソン型を使用するなど、加工方法を組み合わせる。
・事前に試作品をプロッターカットで確認し、大量生産時の修正コストを削減する。

2. 厚みのある素材には対応が難しい

プロッターカットは、紙や薄いフィルムには適していますが、厚みのあるボード紙やプラスチック素材には対応が難しい場合があります。

(回避策)
・素材選定時に、プロッターカットで対応可能な厚みの素材にする。
・厚みのある素材が必要な場合は、レーザーカットや別の加工方法を検討する。

3. 複雑なデザインはカット時間が長くなる

プロッターカットは、曲線や細かいデザインにも対応できますが、カットラインが複雑になるほど加工時間が長くなります。特に、細かいパーツが多いデザインでは、生産効率が落ちる可能性があります。

(回避策)
・デザインをシンプルにし、カット時間を短縮する。
・必要に応じて、細かい部分はレーザー加工やトムソン型と併用する。

まとめ

プロッターカットは、小ロット生産や試作品制作に最適な加工方法です。新晃社では社内対応が可能なため、迅速なサンプルカットや色校正を提供できます。型代がかからず柔軟なデザインカットができるため、特にパッケージ提案やオリジナル印刷物の制作を検討されている方におすすめです。

ただし、大量生産や厚みのある素材の加工には向いていないため、他の加工方法との使い分けが重要です。デザインや用途に応じて最適な加工方法を選択することで、コストや時間を最適化できます。

カットについてご検討の場合は、是非当社にお気軽にご相談ください。新晃社ではプロッターカット以外に、型抜き加工やレーザーカットも承っております。専門の担当者がお客様のご要望や用途をお聞かせいただき、プロッターカットを含めた最適な方法をご提案します。

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