特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【特殊印刷・特殊加工で差をつける】オリジナル紙袋・手提げ袋の印刷
公開日:2024年10月11日
誰しもが一度は手に取ったことがある紙袋。日常生活からビジネスシーンまで幅広く利用されていますが、実は用途や利用シーンによって、形や紙質、大きさ、機能面において、様々な工夫が施されています。
今回は紙袋の種類と用途、実際にオリジナルで作成する場合のポイント、そして特殊印刷・特殊加工で差をつける紙袋の作成について、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
紙袋は大きく4つの種類に分けることができます。まずは紙袋の種類とそれぞれの用途についてご紹介いたします。
手提げ袋は、袋の上部に持ち手が付いており、持ち運びしやすいのが特徴です。手提げ部分は用途に応じて紙製、プラ製、紐製など、さまざまな素材を選択することが可能で、耐久性を持たせたいときはプラ製、高級感を持たせたいときは紐製など使い分けることができます。
小判抜き袋は、袋の上部に手を入れるための楕円形の穴が開けられた袋です。この袋は比較的軽量な商品を運ぶために使われることが多く、小売店などでよく使われています。手提げ部分がない形状の為、すっきりとしたシンプルな見た目も特徴です。
角底袋は、底の部分が四角形になっており手提げ部分がついていない紙袋です。底が四角く面積を広く取れるため、日用雑貨などを大量に入れたり、平らにして持ち運びたいテイクアウト用の食品を入れたりするのに便利です。
平袋はマチがない平らなシンプルな袋で、紙袋の種類の中ではもっとも安価に作ることができます。主に書籍や小物などの包装に使用されていますが、焼き鳥やたい焼きの持ち帰り袋としても使用されるなど、幅広い用途で活用されています。
紙袋をオリジナルで作成する際に、重要なポイントは2つあります。
まず第一に、何のために使用するのか、どんな時にどのように使用するのかといった「用途」と「利用シーン」について、しっかりと考えることが重要です。
例えば展示会などのイベントで自社の商品や資料、ノベルティを来場者に持ち帰ってもらう紙袋だとすると、ある程度の重さや厚みに耐えられることが必要になります。又、競合他社よりも印象に残るように、高級感や洗練された工夫などが必要になるかもしれません。
このような観点が考慮されていないと、紙袋の強度が心もとなかったり、厚みが足りずパンパンになってしまったり、なんとなく安っぽい印象になってしまうなどのデメリットに繋がる可能性があります。まずは用途と利用シーンをしっかりと見極め、仕様を決めていきましょう。
紙袋に使用する紙質は、実はかなり重要なポイントです。見た目や触り心地といった装飾的な観点と、耐久性といった機能的な観点の両方を兼ね備える必要があります。また、環境負荷の少ないエコ素材を使用するといったSDGsの観点を考える必要があるかもしれません。
以下は紙袋に使用される代表的な紙質の一例になります。ぜひ参考にしてみてください。
未晒(みざらし)クラフト紙は、紙の原料であるパルプを薬品などで漂泊していない、ナチュラルな茶色のクラフト紙になります。漂泊されていないことから紙の強度がとても丈夫で、耐久性が高く、素朴な雰囲気が特徴です。
晒(さらし)クラフト紙は、漂泊した白いクラフト紙になります。漂泊しているため紙の強度は未晒クラフト紙より落ちますが、クラフト紙自体は長い繊維が絡み合っており、破れにくく強度が高いため一般的な強度は十分保たれています。
片艶晒クラフト紙(かたつやさらし)クラフト紙は、晒クラフト紙と同様に漂泊した白いクラフト紙になりますが、片面を加工によって平滑にした紙の事になります。平滑になった片面はインキがのりやすく、色の発色も良くなるため、晒クラフト紙よりも印刷の再現性は高くなります。
コート紙は、紙の表面が平滑になる薬品を塗布した紙になります。他の紙と比べて最もインキがのりやすく、色の発色が良いため、細かなデザインでもしっかりと再現できます。尚、コート紙で紙袋を作る場合は、強度を保つためPP貼りなどの表面加工をします。
用途や利用シーンによっては、「デザインをもっと引き立たせたい」「高級感を持たせたい」「面白いギミックを仕掛けたい」といった付加価値が重要になります。
その際には、特殊印刷・特殊加工の技術によってこれらのご要望にあったオリジナルの紙袋を作る事が可能です。こちらは当社の制作実績のご紹介です。
https://www.shinkohsha.co.jp/case/makino_paperbag/
展示会での配布用に作成された、会社のブランドコンセプトに基づく高級感のある紙袋です。全体にマットPP加工を施し、その上にシルク厚盛でロゴをあしらうことで、落ち着いた雰囲気の中にロゴと模様が浮かび上がるデザインになっています。
https://www.shinkohsha.co.jp/case/washi-paper_bag/
社名とキャッチコピーを配置した、シックでシンプルなデザインのバイカラー手提げ袋です。和紙の風合いを活かした2色の組み合わせにより、上品で高級感のある仕上がりが特徴です。
新晃社では様々な紙袋の印刷に対応しており、特殊印刷・特殊加工で付加価値を向上させる提案も行っています。オリジナルの紙袋印刷をご検討中の場合は、是非当社までご連絡ください。経験豊富な担当者が丁寧に対応させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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