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公開日:2015年04月01日
こんにちは。今回は印刷の知識基本編です。
本日のテーマは、紙の厚さについてです。
パンフレットやカタログなどの冊子やチラシ、DM等の印刷物を作る時に、実際に使用する用紙を選ぶという場面がありますね。紙の種類と同時に厚さを選ぶ必要があります。
例えば、コート四六○○kgというような表記を目にすることがあるかもしれません。
これが、コート紙の紙の厚さの表示になります。
四六とは何?
と思われた事がある方も多いと思います。実は、私もそうでした。
それぞれの紙には、幾つかの紙の厚さ違いのバリエーションがあります。
今回は、分りやすく、コート紙を例に簡単に解説します。
例コート四六90kgの場合
まず、四六という言葉について説明します。
これは、印刷業界で広く基準とされている、紙の寸法にあたります。四六判と呼ばれています。
実際の寸法は、1091×788mmの大きさで、結構大きなサイズです。
次に90kgついてです。
この90kgという重さは、紙の厚さを見る目安の単位となります。
今回のコート四六90kgでは、
この四六判の紙が1000枚ある時の重さが90kgとなります。
つまり、コート四六135kgという場合は、この用紙が、四六判の大きさで、1000枚の時、重量が135kgとなります。
コート90kgより同じ1000枚の時に重量は重くなり、厚みのある紙という事になります。
また、同時にコートA86.5kgまたは、コート菊93.5kgという単位も存在します。
この場合、コートA86.5kgは、紙の大きさが、A判サイズは、880×625mmの大きさの紙が、1000枚で86.5kg
コート菊93.5kgは、紙の大きさが、菊判サイズは、939×636mmの大きさの紙が、1000枚で93.5kgとなります。
実は、コート四六135kg,A86.5kg,93.5kgは、同じ厚さの紙となります。
一般的に四六判は、B4やB5などBの付くサイズの印刷物にA判や菊判はA4やB5などのAのつくサイズの印刷物に使用されます。
一般的にそのような形が、紙の面積が、印刷物に有効に使え、無駄が少なく経済的に作ることが出来ます。
参考までに、一般的に多く使用される紙の厚さの各サイズの一覧を書きたいと思います。
四六 73kg A46.5kg 菊 50.5kg
四六 90kg A57.5kg 菊 62.5kg
四六 110k gA70.5kg 菊 76.5kg
四六 135k gA86.5kg 菊 93.5kg
横に並んでいる各サイズは、紙のサイズが違いますが、同じ厚さの紙となります。つまり、四六73kgと菊50.5kgは、同じ厚さの用紙です。
厚紙の場合
四六 160kg 菊 111kg
四六 180kg 菊 125kg
四六 200kg 菊 139kg
四六 220kg 菊 153kg
四六 240kg 菊 167kg
こちらも、横に並んでいる四六判と菊判は紙のサイズは違いますが、同じ厚さの同じ用紙になります。
参考までに、カード紙などの厚紙の場合、紙の斤量は、100枚あたりの重さになることがあります。
例えば、18kgと重さが表示されている紙は他の1000紙単位で斤量を表示する紙でいえば、180kgの厚さの紙に相当します。
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