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公開日:2016年09月14日
こんにちは。今回は、印刷の基礎知識編です。
今回のテーマは、面付けとは?です。
私が、印刷の世界に入った時に最初に感じたのは、想像以上の用紙の種類の多さと結構、専門用語が多いなという部分でした。一つの印刷物を作る過程で、校正がこれでOKという意味の校了、印刷用の版を工場におろすという意味の下版等代表的な用語も最初は、よくわかりませんでした。
その頃から、度々聞くこの多かった ”面付け” パンフレットなどの冊子を印刷をする過程で出る用語です。
用語の意味として、面付けとは、パンフレットなど冊子の印刷の場合、印刷の前の段階、つまり 印刷用の版を出力する段階の刷版の時に1つの版の上に正しく複数のページを配置していくようにする工程の事を指します。
また、チラシなどの1種類の印刷物を複数配置する場合も面付けと呼びます。
印刷、特にオフセット印刷では、1ページ毎にまたは、1枚毎に印刷をするということはありません。この部分は、プリンター出力との大きな違いです。
例えば、私たちの工場の印刷機の場合、表紙を含んで、32ページ、用紙も本文と同じ場合、片面で8ページ、表裏合わせて16ページ毎に面付けをされた版で、2台、つまり、16ページ毎に1枚の大きな用紙で印刷をされます。
また、A4のチラシが20,000枚の場合、一つの紙に8面の同じモノを面付けをします。その場合、チラシは1枚毎に印刷をするのではないので、20,000÷8で5,000枚の用紙を印刷して、20,000枚のチラシが印刷をされるということになります。
このように面付けは、印刷においては、重要な作業となります。
冊子などのページ物の場合、正しい順番で折ってから断裁をすると、ページ順になるように設計をしているので、順番を間違えて、面付けをして印刷をしてしまうと、製本が不可能となってしまいます。
とても重要な工程です。
私達は、印刷前に面付けが正しくされているか何度も確認しています。印刷前のチェックは大事です(^^)
表等を見て、考えるよりも実際にコピー用紙などを利用して作ってみる法が簡単です♪
折ってから、カッターで真ん中に切り込みを入れて、折ったまま、ページを書き込みます。
通常は、面付け作業は、印刷会社でするのが普通なので、入稿の段階で面付けは必要ありません。
余談ですが、製本の場合、4ページ毎の4P折、8ページ毎の 8P折、16ページ毎の16P折の折り方があります。ページ数や印刷される紙の厚さで判断して、折り方を決定します。
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