特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 特殊加工・印刷 > 【パッケージにも最適】LCコートのメリット
公開日:2020年07月30日
パッケージ印刷では、いかに商品が魅力的な印象になるかが勝負ですが、「LCコート(ラミコート)」での表面加工をご存知でしょうか。
印刷物を表面加工することはパッケージ印刷において一般的ですが、商品パッケージの仕上がりを差別化するには、このLCコートが決め手になるかもしれません。今回はLCコートのメリットについてご紹介いたします。
LCコートとは、印刷した直後に紫外線に反応する特殊なニスである「UVニス」を塗布します。その後、表面加工したい箇所だけにフィルムを貼り付け、同時に紫外線であるUVを照射します。すると、瞬間的にフィルムが硬化しフィルムの形状が印刷物に残ります。最後にフィルムを剥がすとコーティングしたい部分だけ表面加工されているという優れものです。
これらの表面加工は、見た目の印象を高める目的の他に、耐摩耗性・耐水性・耐光性など劣化や汚れからパッケージを保護するという目的もあります。
パッケージを表面加工する際、大きく分けると「グロス」と「マット」の2つに分けることができます。「グロス」はツヤツヤとした光沢感を持たせることができ、明るく活発な印象を出すことができます。「マット」はしっとりとした手触りで落ち着きのある仕上がりとなり、上品な印象を出すことができます。
また、グロスでもマットでもない「ホログラム」があります。ホログラムはキラキラと輝くコーティングで一味違った演出ができます。どれも非常に魅力的な表面加工であり、商品イメージにあった加工を選ぶと良いでしょう。
そしてLCコートでは「自由な箇所に表面加工できる」という優れた点があります。デザインに合わせて自由な箇所にコーティングをすることによって、より表現力が高まり商品を魅力的に演出することができます。
さらに、LCコートでは加工した印刷物の表面上に、箔押しや糊付けなどの加工を追加することができますので表現できる幅がより一層広がります。
これまでのパッケージ印刷で出来なかった表現が、LCコートを使うことで出来るかもしれません。デザインをひと工夫したいとお悩みの場合は、是非検討してみてください。
LCコートは、PP加工と同じような耐摩耗性・耐水性・耐光性などを有しながら、転写用フィルムは繰り返し使えますので、直接フィルムを貼り付けるPP加工に比べ、ほとんどの場合コストを低く抑えることができます。
印刷物の仕様や作成する数などによってどちらが適しているかを検討してみると良いでしょう。新晃社では比較見積もりもお出ししておりますので、お気軽にご相談ください。
社会的に多くの企業や消費者が、エコに繋がる商品やサービスを選ぶ傾向が益々高まっています。最近ではプラ製品をなるべく減らすために、レジ袋が有料化されるなど社会全体での取り組みが重要視されています。
これからの時代、企業が商品パッケージを作る際にも、環境を意識した制作をおこなうことがより重要視されます。LCコートはフィルムが印刷物に残らないため、そのまま資源リサイクルに出すことができ、環境に優しい表面加工です。その為、エコに繋がるパッケージ制作としてもLCコートは非常にメリットがあります。
世の中には、様々なデザインや印刷・加工の技術によって、非常にユニークなパッケージに満ち溢れています。LCコートは表現力を広げることができる表面加工であり、コストや納期、エコに優れている特殊加工です。これからパッケージを作る場合は是非検討してみてください。
また、LCコートはパッケージだけではなく、書籍やパンフレットの表紙、ポスターの表面など、様々なシーンで使うことができます。気になる事や分からない事がありましたら、どんな些細なことでも新晃社までお気軽にご相談ください。担当者から丁寧にご案内させて頂きます。
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