特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【よくわかる】広報誌と社内報の違いと活用法とは?
公開日:2023年03月09日
企業が情報発信するためには、様々なツールが存在しますが、今回はその中でも「広報誌」と「社内報」にフォーカスを当ててご紹介します。どちらも名前はよく聞く定番ツールですが、それぞれ役割は異なります。どのような違いがあり、どう活用すればいいか理解を深めましょう!
広報誌:社外の人へ企業や商品、サービスについて知ってもらうための冊子
社内報:社内の人に、企業の活動、一緒に働く人たちについて知ってもらうための冊子
広報誌は、その名の通り、広く社外の人に、企業または扱っている商品やサービスについて知ってもらうためのツールです。既存顧客が対象の場合もありますが、多くの場合はこれから顧客となる潜在/顕在顧客に向けて活用されることが多いです。
一方の社内報は、社内の人に向けて企業の活動や、一緒に働く社員の情報などを提供するためのツールです。
このように、社外に向けたものが広報誌、社内に向けたものが社内報という役割の違いがあります。
ちなみに、発行する頻度はどちらも毎月発行または季刊発行(3ヶ月に一度)が殆どです。情報の更新頻度が毎月なのか、季節ごとなのか、によって使い分ける事が一般的です。
広報誌:潜在/顕在顧客に向けたブランディングツール
社内報:社員へのインナーブランディング
広報誌は、潜在/顕在顧客に向けて、企業の存在や、扱っている商品、サービスについて認知や好感度などを高めるブランディングツールとして活用できます。パンフレットやチラシのように、端的に強い印象を与えることを目的としたツールとは違い、企業の理念や商品、サービスの裏側にある思いなどを読み物などを通してじっくり伝えられる役割が広報誌にはあります。より、企業や商品、サービスを好きになってもらい、ファンを増やすことにも繋げられます。
中小企業の場合、PRや広告にかけられる予算は限られてきます。少ないタッチポイントで、より深く企業や商品、サービスについて知ってもらうためのツールとして、広報誌はとても重要なツールと言えます。
一方の社内報は、社員に対するインナーブランディングに寄与するツールです。社員たちが自分たちが働く会社をより好きになったり、共に働く社員同士の相互理解を深めることで、組織としての結束力を高めるなどの効果があります。また、経営者の思いや考えを伝えるためのツールとしても効果的です。
昨今、経営者と社員や社員同士のコミュニケーションが重視される傾向があり、社内報を活用し、社内コミュニケーションの活性化を促進する企業も増えてきています。特に中小企業の場合は、こうしたツールが社内の雰囲気に与える影響は大きくなります。
手で触れるツールを通して情報発信をすることで、企業や商品、サービスなどにより愛着感が湧きやすくなります。紙の質感などにもこだわると、より個性を発揮して、印象にも残りやすくなります。
PDFなどのデジタルツールを活用することも増えてきましたが、「ダウンロードをしてファイルを開く」というアクションは、実はハードルが高くもあります。その点、冊子にすることで、すぐに中を開いて読むことができるので、届けたい情報へ素早くアクセスしてもらえるというメリットがあります。
例えば、対面の場で冊子を直接渡し「ぜひ読んでみて下さい」と言うと、ほとんどの人がその場でパラパラと中を開いて見ると思います。こうした、いい意味での“強制力”というのは見落とされがちな冊子が持つ大きなパワーです。デジタルツールが当たり前になった今だからこそ、こうした冊子が持つパワーを駆使することは効果的だとも言えます。
広報誌、社内報ともに8ページ〜20ページ程度のボリュームが一般的です。このページ数であれば、ホッチキスを使った中綴じがコスト面でもオススメです。
広報誌や社内報は、継続的な発行が前提になることがほとんどです。そのため、用紙はコスト面でも印刷での品質も含めて選びやすい、コート紙か上質紙が一般的です。
表紙にPP加工などを加えることで、より印象度を高めることも可能です。特に、社外に向けたブランディングを目的とした広報誌の場合、表紙に特殊加工を施すことで、印象に残り、企業のイメージアップや商品、サービスの訴求力の向上に繋がります。
以上、広報誌と社内報の違いや活用法についての解説でした。多くの企業がこれまで活用してきた定番ツール。作成を検討している場合、印刷についてはぜひ新晃社までご相談ください。仕様や用紙、加工について、どうすれば効果的な冊子が作れるか経験豊富なスタッフが丁寧にご案内いたします。
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