特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > その他 > 【印刷の歴史・技術が集結】印刷博物館に行ってきました
公開日:2022年01月14日
印刷に携わる人であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。今回は東京都文京区にある「印刷博物館」に行ってきました。
このブログを書いている中の人も、会社に入社してすぐの時に見学に行ったことがあります。懐かしい。。
こちらには印刷の歴史が事細かにわかりやすく展示されている上に、印刷の技術についても幅広く知ることができます。今回はこちらの印刷博物館に見学に行ってきましたので、ご紹介させていただきます。
今回はJR飯田橋駅から向かいました。大きな歩道橋を渡って現地へ向かいます。
他にも有楽町線の江戸川橋駅、丸の内線の後楽園駅からも徒歩でいけるというアクセスのしやすさ。
道の途中には標識もあるので分かりやすかったです。
手前にTOPPANの会社名が入った大きなビルが見えてきました!このビルに印刷博物館があります。
ビルの入り口には球体のモニュメントが。この奥へ進んだところに印刷博物館の入り口があります。
博物館に入ると「印刷の歴史」が目に入ります。古代、まだ紙に印刷する前の、石板に文字を彫っていた時代から歴史は始まります。
(館内は撮影できないため、ガイドブックの画像になります)
世界の変遷と共に、紙や印刷がどのように発展し、変化してきたのかが詳しく紹介されています。
また、日本における印刷文化や技術についても詳しく紹介されており、一つ一つに感銘を受け、心踊ります。
順路を進んでいくと、印刷が人々の暮らしや文化にどのように関わってきたのか、どのように社会に影響を与えてきたのかが分かりやすく展示されています。
印刷は世界三大発明の一つと言われるほど、世の中を変えた技術だったんですよね。
今の時代は情報伝達の手段は、印刷以外にもデジタルデバイスなど様々なものがありますが、人類の歴史は、情報をしっかりと伝えることができる印刷技術によって大きく変わったのだな、と感じました。
・・・
順路を進むにつれ、「印刷の技術」についても幅広く紹介されているエリアがあります。
印刷の基本は、今も昔も根本的には同じです。凸面にインキを付着させ、紙に押し付ける凸版印刷。版を彫ってインキを詰める凹版。水と油の反発作用を利用した平版。版の孔にインキを通す孔版。いずれかの方法で版を作り、そして色を掛け合わせることによって多彩な表現になる。
そんな印刷技術が時代ごとにどのような仕組みになっていたか、そしてどのような原理で表現されているのか、といった様々な事柄について知ることができます。学術書や専門書とは違った、実際の現物を目の当たりにして、感じて学べる貴重な展示でした。
・・・
普段はワークショップなども開催されています。その場で活版印刷を体験できるワークショップや、その時期ごとにさまざまな催しが行われています。
ちなみに順路の途中で、ギネスにも認定された「世界最小の印刷された本」をみることもできます。
凸版印刷、世界で一番小さい本『四季の草花』の製作に成功
~0.75ミリ角の本に極小の文字とイラストをはっきりと印刷~
https://www.toppan.co.jp/news/2013/03/newsrelease1480.html
これはきっと見た人全員が驚くこと間違いなしです。
実物と一緒に、制作過程を記録した映像が流れていたのですが、その緻密さに釘付けでした。
印刷博物館では企画展示のイベントが、年間を通してほぼ毎日開催されています。
今回見学に行った際では、現代日本のパッケージ展が開催されていました。
(こちらは撮影OKのイベントでした)
どれも素敵なデザインや工夫がなされたパッケージが並んでいました。
印刷の歴史や技術に触れた後に、企画展示をみると感動もひとしお。館内を出ると、外はすっかり夕暮れになっていました。
・・・
いかがでしたでしょうか。実際に行って目の当たりにすると、ぐぐっと印刷の魅力や歴史に触れること間違いなしの印刷博物館。
いまは事前入館予約制になっていますので、見学に行く際は、事前にホームページから申し込む必要があります。
印刷博物館HP
https://www.printing-museum.org/
ぜひ皆さんも印刷博物館に行ってみて頂けたらと思います!
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
印刷加工等でご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
詳しくお打ち合わせご希望の方は営業担当が伺わせていただきます。