特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【よくわかる】活版印刷と箔押しの違い
公開日:2020年05月21日
人気の特殊印刷・特殊加工といえば、トップクラスに入るのが活版印刷と箔押し印刷。
どちらも「型」を作り、紙にプレスする印刷方法でとてもよく似ている手法です。ロゴマークなどのワンポイントに使ったり、独特の風合いを持たせるために使ったりなど、使いどころは様々ですが、それぞれの印刷方式がどのように違うのか、どのようなシーンに向いているのかをご存知でしょうか。
作りたい印刷物によって、どちらの印刷方法が適しているのかを知っておくと、より効果が見込める理想的な印刷物の仕上がりになります。今回は活版印刷と箔押し印刷の違いについて紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
活版印刷とは、活字と呼ばれる凸型の鉛の文字を組み合わせて印刷する方法です。
例えば「新晃社」という名前を活版印刷する場合は、3文字の鉛を集めて一つの版にします。この一つにまとめた版にインキを塗って、紙に押し付けるというのが活版印刷です。
文字以外にロゴマークなどを印刷したい場合は、特注の版を作ることで可能です。ただし、細すぎる線や小さい文字は印刷できない場合があるので要注意です。
古くからある印刷方式で、紙に押し付けるという特性上、印刷部分が少し凹むという特徴があります。昔は、この凹みが少ない方が美しい仕上がりと言われていたそうですが、最近ではこの凹みが味わい深くていよいとの声もあり、強めにプレスすることも少なくありません。
活版印刷のメリットは、レトロ感を演出したい名刺やショップカードに向いています。
デザインデータから箔押し用の金型を作成して、金型と紙のあいだに箔を敷き、金型を上から押し込みます。その際に、高温の熱をかけて紙に圧着させるのが箔押し印刷です。
箔の種類は様々な色があります。代表的なのは金・銀ですが、その他にもメタリック、ホログラムなどの効果を出すこともできます。
印刷物をグレードアップさせる方法として非常によく使われており、名刺やショップカードの他、パンフレットや冊子、商品パッケージなど使い方は様々です。箔押しも活版印刷同様、細い線や細かい文字は印刷できない場合がありますのでご注意ください。
箔押し印刷のメリットは、名刺やカードのような小さな印刷物から、ポスターやパッケージなどの大きな印刷物にも対応することができます。また、一般のオフセット印刷と組み合わせて使うことも多く、箔の種類も非常に豊富なため、幅広い表現ができることが最大のメリットです。
新晃社の箔押しについてはこちらもご覧ください。
制作実績はホームページに掲載していないものも多数ありますので、より詳しくご覧になりたい場合はお気軽にご連絡ください。箔押し印刷の見本帳も無料でお配りしております。
レトロ感を演出したい小さめのカードなどであれば活版印刷。金・銀をはじめ、きらめきを出したい印刷物の場合や、高級感・特殊感を演出したい場合は、箔押し印刷を選択すると良いでしょう。
まずは、印刷物をお渡しする相手にどのような印象を伝えたいか?を基準に考えると方向性が見えてくると思います。店頭に並ぶ商品パッケージであれば、消費者の目にとまって、手にとってもらえる事が目的となるため、箔押し印刷で差別化するという事はよくあります。一方で、ゆったりした雰囲気のおしゃれなカフェのショップカードや、こだわりを持ちたい個人の名刺などであれば、その雰囲気を伝えるために活版印刷でイメージに近いものを作るという事ができます。皆様の目的に合わせて是非ご検討してみてください。
新晃社では、お客様の目的に合わせた印刷のご提案やご相談を承っておりますので、お困りのことやご検討中のことがありましたら、お気軽にご相談ください。印刷のプロが丁寧にご案内させて頂きます。
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