特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 特殊用紙 > 独特の質感で印刷物をグレードアップ!凹凸を活かしたエンボス紙とは?
公開日:2023年03月27日
印刷に用いる用紙にはコート紙や上質紙などの一般的な用紙と、様々な加工や色がついた「特殊用紙」と呼ばれるものがあります。今回はその特殊用紙の中でも、凹凸加工を施し、独特な質感を持つ「エンボス紙」についてご紹介します。
紙に様々な形状の凹凸加工を施し、独特な質感を演出する特殊用紙です。岩肌のような質感、レザーのような質感、ギンガムチェックのような格子柄の凹凸など、多種多様な種類があります。また、凹凸の形に加え、種類によっては豊富な色数を展開しているものもあります。例えば、エンボス紙の代表とも言える「ハンマートーンGA」では、50色に及ぶ豊富な色数が展開されています。
その独特な質感を活用し、高級感を演出したい印刷物、インパクトのある印刷物などにオススメです。
例えば、弊社では「ハンマートーンGA あい」を表紙に用いたオリジナルのご朱印帳を販売しております。ホログラムの箔押しとの相性もばっちりで、ご朱印の雰囲気を損なわず美しい仕上がりになっています。
その他、
・長く保存することを前提とした書籍や社史などの記念冊子の表紙
・高級感を演出したいギフト品や高価格品のパッケージの貼り紙
・商品やサービスのPR効果を高めるパンフレットの表紙
・渡す相手に印象を残したい名刺やショップカード
など様々なシーンで活用できます。
実現したい印刷物のイメージに応じて、どのような凹凸の形状がいいかを選択しましょう。豊富な種類があるがゆえに、イメージと合わない形状のエンボス紙を選択してしまうと、逆効果となる場合があります。以下にイメージに合った紙の一例を記載いたします。
和風のイメージを演出したい場合
・い織り
・ほそおり など
優しく柔らかい雰囲気をイメージしたい場合
・クラシックリネン
・かさね など
フォーマルな高級感を演出したい場合
・クロコ グロス
・ジャガード グロスなど
このような形状と共に、色味も決めていくことで、よりイメージにあった印刷物に仕上げることができます。
デザイン案がある場合などは、事前にご提供いただくことでよりイメージに近いエンボス紙をご提案することも可能です。
エンボス紙を用いなくても、紙の表面にざらざらとした凹凸を生み出す「疑似エンボス加工」や、当社が独自開発した特殊印刷技術「さわりがみ加工」を用いることで一般紙にきれいに印刷して上で、エンボス加工のような質感を出すことも可能です。
疑似エンボス加工では、エンボスの紋様を工夫することでキャンバス地のように見えたり、透明感のある凹凸を演出することができます。オリジナルの模様やデザインでの凹凸感を出せるため、非常に自由度の高い手法になります。
また、さわりがみ加工では、紙地を生かしつつ触り心地を追求した印象的な印刷物に仕上がります。デジタルツールが当たり前の今だからこそ、こうした「触り心地」への注目度が高まっています。触り心地のある心がこもったおもてなしを演出するさわりがみ加工もぜひご活用ください。
以上、エンボス紙についてのご紹介でした。エンボス紙は実際にサンプルを見たり、手で触って選んでいただくことをオススメしています。新晃社では、多くのサンプルをご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、イメージしている印刷物にふさわしいエンボス紙や、さわりがみ加工の活用法などをご提案いたします。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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