特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > デザインの雑学など > 【1分でわかる】疑似エンボス加工データの作り方
公開日:2020年08月28日
新晃社がもっとも得意としている特殊印刷・特殊加工の一つ、疑似エンボス加工。
「データの作り方が難しそう...」と言われる事がありますが、意外と簡単なんです。今回は疑似エンボス加工のデータ作成方法について、3つのステップでご紹介いたします。
まず、疑似エンボス加工の特徴である「ザラザラ感」を出す範囲を決めましょう。
ここが一番大事なポイントです。
疑似エンボス加工とは、2種類のニスを印刷物の表面に吹き付け、手触りがザラザラとするような効果を生み出す方法です(加工について詳しい説明はこちら)。一般的な印刷物とは一味違う手触りや光沢感によって、印刷物の仕上がりがグレードアップします。
今回はこちらのサンプル画像を例に、「模様」と「80% SUMMER SALE」をザラザラさせたいとします。
それでは次に、実際のデータ作成について見てみましょう。
データの作り方は至ってシンプルです。レイアウトを作業するレイヤーとは別に、ザラザラにさせたいパスを別レイヤーにコピーしましょう。ポイントは、元のパスデータの位置から動いてしまわないようにすることです。位置がずれてしまうと、疑似エンボス加工の位置もずれてしまいます。
この時、疑似エンボス加工のレイヤーはK100%で作成をしてください。この部分がザラザラした範囲になります。
データの作り方はたったこれだけです!
疑似エンボス加工のデータを作成する際、以下の点に注意してください。
・入稿できるファイルはAdobe Illustratorデータのみとなります。ファイル形式はaiまたはepsです。PDF入稿は対応しておりません。
・レイヤーが分かれていない場合は、疑似エンボス部分が特定できないため、印刷を進める事ができません。
・疑似エンボス部分が細かすぎるデザインの場合は、イメージと仕上がりに差が生じる可能性があります。
・本番印刷前に、仕上がりイメージ確認用の色校正をとることをオススメします。
いかがでしたでしょうか。疑似エンボス加工のデータ作成方法についてもっと知りたい、ココが分からない、などありましたらお気軽にお問い合わせください。担当より丁寧にご案内させて頂きます。
また、新晃社では疑似エンボス加工のサンプルをご用意しておりますので、ご希望の場合はこちらのフォームからご連絡ください。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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