特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【DIC・特色印刷】フランスの伝統色とは
公開日:2022年06月24日
特色印刷で使用するインキ、DIC(ディック)。多彩で豊富な色があり、印刷物の表現をグレードアップできる特色インキです。
参考記事:【保存版】特色印刷:DIC(ディック)とは
その中には、国の文化や情景にちなんだ色を選定して作られた「伝統色」シリーズのDICがあります。
例えば、私たちが暮らす日本にも固有の色彩が数々存在し、その色を厳選して丁寧にまとめられた「日本の伝統色」といったカラーガイドブックがあります。日本らしい色の一つといえば「藍色(あいいろ)」ですが、このように国にまつわる色が集約されたものになっています。
今回ご紹介するのは「フランスの伝統色」。フランスの歴史や文化、そして自然の風景などから生み出された色の数々。想像するだけでも美しい色彩が頭の中を駆け巡りますね。
それではフランスの伝統色が、どのようなカラーガイドブックになっているかご紹介させて頂きます。
フランスの伝統色の冒頭にも、創刊するにあたってのメッセージが記載されています。日本語ページのすぐ次にはフランス語で書かれており、その次には英語で書かれています。本編となる各色の解説も日仏英の3カ国語で解説されています。
フランスの自然や暮らし、歴史や文化から紡がれた色の数々について、敬意を払った美しい文章が記載されておりこちらも是非読んで頂きたいポイントです。
カラーガイドをめくると、はじめに「Abricot(アブリコ)」が出てきます。DICナンバーはF1。フランスの頭文字であるFが名付けられているようですね。
Abricot(アブリコ)は「杏の色」といった意味合いで、非常に穏やかなオレンジがかった黄色と表現されています。
確かに、しっかりと色づいた黄色でありながら、どこか優しい穏やかさを持った色。杏は、ジャムやパイ、ブランデーの材料であるというところからも、フランスの暮らしを感じることができ、まさにフランスの伝統色の一つです。
フランスの伝統色(第6版)は全321色になります。これら一つ一つに色の解説があり、フランスの情景を想像することができます。カラーガイドブックでありながら、まるで本を読んでいるかのような見応えです。
巻末にはおなじみの配合表があり、CMYK値、 RGB値、マンセル値の近似値が収録されています。
実際に印刷した色は紙質や印刷方法によって変わりますので、必ずしもカラーガイドの色通りということではありません。仕上がりをチェックするには必ず色校正をしましょう。
特色印刷や色校正の注意点についてはこちらの記事もご覧ください。
・特色印刷で注意したい3つのポイント
・【もう迷わない色校正】簡易校正と本機校正の違い
いかがでしたでしょうか。以下はDICグラフィックス株式会社の公式ページです。是非あわせてご覧頂ければと思います。
(フランスの伝統色 公式ページ)
https://www.dic-graphics.co.jp/products/cguide/france_6.html
DIC、特色印刷、フランスの伝統色についてご検討中の場合や、ご不明な点がありましたら、新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
印刷加工等でご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
詳しくお打ち合わせご希望の方は営業担当が伺わせていただきます。