特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【もう迷わない色校正】簡易校正と本機校正の違い
公開日:2021年06月08日
印刷物を発注した際に「思った通りの仕上がりになるか」は、非常に気になるポイントです。
特に数千部、数万部と数量が多くなるにつれ緊張感が高まります。いざ出来上がったものの、イメージと違うなんてことは避けたいですよね。
そこで本番印刷前に「色校正」を出すことで、仕上がりイメージを確認することができます。但し、色校正には大きく分けて「簡易校正」と「本機校正」の二つがあり、どちらを選べばよいか迷うこともあるかと思います。
そこで今回は「簡易校正」と「本機校正」の2つについて、どのような違いがあるかご紹介いたします。
簡易校正は主にインクジェットプリンターで印刷される色校正のことであり、広く一般的に使われている色校正です。
チラシやパンフレットなどの色の確認に広く使用されており、色校正専用の紙に印刷することで安価に出力することができます。一方、金額が安いだけに精度が低いかというと、さほど心配する必要はなく100点満点中80点程度のクオリティで出すことができます。
大体の仕上がりイメージを掴みたい、紙は本番と同じでなくとも良い、なるべく色校正の金額を抑えたい、といった場合には簡易校正での出力が向いています。
本機校正とは読んで字のごとく「本機=本番の機械」を使用した色校正のことです。
実際に使用する印刷機、紙、インキを用いて出力するため、簡易校正に比べると金額は高くなりますが、仕上がりイメージを確認するには最も確実な方法になります。
色の発色を確実にチェックしたい、紙の質感も確かめたいなど、仕上がりイメージをしっかりと確認したい場合には本機校正が向いています。
本機校正で色校正を出したいけれど、予算も限られているし簡易校正でも十分かな、、と迷われるケースも多くあります。
そのような場合は以下の項目についてチェックしてみてください。
・コーポレートカラーまたはブランドイメージカラーが決まっているので色がブレないようにしたい
・広告宣伝に使う商品写真なので、色の仕上がりはしっかり確認したい
・芸能事務所所属のタレント、モデルを使用しており、人物の肌の仕上がりなど確認する必要がある
・紙の質感も含めてチェックが必要である
・特殊加工の仕上がりをチェックしたい
いかがでしたでしょうか。一つでも当てはまったかたは「本機校正」をお勧めいたします。後々になって、もっとしっかり確認しておけばよかったなどといったケースは避けたいですね。
一方で、仕上がりイメージとある程度は差があっても大丈夫、といったものであれば「簡易校正」をお勧めいたします。
簡易校正はデータ入稿いただいてから、概ね1~2営業日でお出しすることができます。本機校正は本番と同じ段取りになるため、プラスお時間を頂く場合があります(特殊な印刷や加工をする場合は更に別途お日にちを頂く場合があります)。
色校正についてご検討中の場合や、ご不明な点がありましたら、新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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