特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【よくわかる】コート紙とアートポストの違い
公開日:2020年09月18日
カラー印刷にうってつけの「コート紙」ですが、「アートポスト」という紙をご存知でしょうか。
どちらもカラー印刷に最適な紙であり、それぞれの特徴と使いどころがあります。両方の紙について良く知っておく事で印刷物のクオリティが上がるかもしれません。
今回は「コート紙」と「アートポスト」の違いをご紹介させて頂きます。
コート紙とは印刷物の中でもっともよく使われている紙の一つです。
紙の表面に光沢があり、カラーで印刷した時の発色が大変良い紙になります。そのため、カラー印刷をするときには必ずと言って良いほど候補になる紙であり、チラシやパンフレット、ポスターなどによく使われ、あらゆるところで目にすることができます。
また、コート紙には「マットコート紙」という、光沢感を抑えた上品な質感の紙もあります。コート紙とマットコート紙についての詳しい説明はこちらの記事もご覧ください。
<コート紙のオススメ記事>
・コート紙とは
・【知らないと損する】コート紙を選ぶべき3つのポイント
<マットコート紙のオススメ記事>
・マットコート紙とは
・【これも知っておきたい!】マットコート紙を選ぶべき3つのポイント
一方で、アートポストについてはご存知ない方も多いのではないでしょうか。
アートポストとはコート紙と同様に、紙の表面にコーティングがされており、カラー印刷した際の発色がとても良い紙です。コート紙と大きく違う点は「紙の厚さ」になります。
※紙の厚さは一般的に「連量(または斤量)」と呼び、kgで表します。
コート紙の標準的な連量は「90kg」になり、やや厚手になると110kg、さらに厚手になると135kgとなります。それに対してアートポストの連量は「180kg」が標準になり、さらに厚手になると200kg,220kg,240kgとかなり厚みのあるものまで取り揃えることができます。
つまり、コート紙の厚みがあるものが「アートポスト」ということにになります。ちなみに、マットコート紙の厚みがあるものは「マットポスト」になります。
アートポストは、その厚みを活かして「ポストカード」「DM(ダイレクトメール)」「店頭POP」「パッケージ」などの販促アイテムに使われる他、「名刺」「会社案内」「ポケットファイル」などのビジネスシーンでも使うことができます。
さらに、PP加工やニス加工などと組み合わせることによって、耐久性を高めたり手触りの良い質感を表現することもできるため、書籍の表紙カバーなどにも使われることがあります。
アートポスト(マットポスト)は鮮やかな色合いを出すことの出来る紙でありながら、様々な厚みのバリエーションがあり、あらゆるシーンで重宝する大変便利な紙です。これからカラー印刷する際には、是非アートポストやマットポストを候補に加えてみてはいかがでしょうか。紙を変えるだけで御社の印刷物がぐっと引き立つかもしれません。
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