特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【よく分かる】チラシとフライヤーの違いとは
公開日:2019年02月22日
印刷物の代表格といえば間違いなくトップクラスに入るチラシ。
一方で「フライヤー」と呼ばれることもあり、イベント業界の人などはフライヤーの方が馴染みがあるのではないでしょうか。
両方ともペラものの印刷物であることに変わりはありませんが、実は目的や用途によって呼び方が変わるのです。また、それぞれに適した用紙もありますので、理解しておくと印刷物を発注する時に役にたちます。
それでは今回はチラシとフライヤーの違いについてご説明いたします。
チラシとは語源が「散らす」という単語からきています。散らすことによって多くの人に見てもらいたい、というイメージが感じ取れますね。
チラシの用途としては、店頭で配られているチラシ、新聞の折り込みに入っているチラシ、区役所などの施設で配られるチラシなど様々です。新晃社でも毎日非常に多くのチラシを印刷しています。
「チラシの用紙サイズ」に決められたものはありません。A4・B5サイズが最もよく使われるサイズですが、新聞折り込みチラシであれば、新聞のサイズにあわせたB4サイズ程度のものが一般的です。また、家電量販店の折り込みチラシのように、折りたたむとB4サイズですが広げると大きなサイズのチラシであることもあります。また、大量印刷されるチラシはコストをなるべく抑えるために薄めの用紙を使う事が多いですね。
一方で、店頭や施設で配られるチラシはB4サイズではやや大きめなので、A4サイズである事が一般的です。これは他の資料と合わせて渡すときにも、まとめやすいサイズでもあります。この場合は薄めの用紙よりもコピー用紙程度の厚さ〜やや厚めの用紙が使われる事があります。
フライヤーの語源は英語の「flyer」となります。つまり、空を飛ぶものという意味になり、飛行機などで空から撒くイメージからきています。戦時中は印刷物を配る時に、このような撒きかたをしていたそうですが、車との接触事故を防止するために昭和39年に飛行機を使ったフライヤーの配布が禁止されました。今はそういった撒きかたをすることはありませんね。
「フライヤーの用紙サイズ」はチラシと比較して小さいものが一般的です。大きいものでA4サイズ、小さいものであればポストカード程度のA6サイズになります。またフライヤーの用紙は厚手のものがよく使われる傾向にあります。イベントなどで配られるフライヤーを思い出してみてください。恐らく厚めの紙で比較的小さなものが多いと思います。
記事の冒頭でも少し触れましたが、どちらもペラものの印刷物の事であって、チラシ・フライヤーのどちらを使っても間違いではありません。ただ、新聞の折り込みにフライヤーが入っているとは言いませんよね。一般的には、利用シーンによってしっくりくる使い方にする程度でいいと思います。
言葉遣いよりも大事なのは、利用シーンに適している「用紙」「サイズ」「デザイン」であることが重要です。例えば音楽のイベント会場であまりにも薄い用紙で、デザインも目立たないようなフライヤーをもらったらどうでしょうか。目的や意図があって作られたものであれば良いですが、ただ「薄い方が安いから」「デザインはなんでもいいと思ったから」という理由なのであれば、イベントに来てくれた人にとってはちょっと物足りないフライヤーになってしまうかもしれません。
どんなものにも共通すると思いますが、作り手側の目線だけで物事を考えずに、印刷物を届ける相手の事を想像してモノ作りに取り組んでいきたいですね。チラシ・フライヤーの用紙やデザイン、印刷についてお悩みの事があればいつでもご相談ください。
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