特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 特殊加工・印刷 > 【よくわかる】穴あけ加工で注意すべきポイント
公開日:2021年11月25日
穴あけ加工とは、「印刷物に穴(あな)を開ける加工」です。
例えば、リングファイルなどに綴じて保管しておく伝票や帳票などでは、あらかじめ穴が開いていると便利ですよね。このように印刷物に予め穴を開けておく加工の事を穴あけ加工といいます。
ちなみに「穴あけ」は「孔開け」と表記することもあります。どちらも印刷物に穴(孔)をあける加工のことになります。
私たちの身の回りでは、先ほどご紹介したようにファイルなどに綴じるための「2か所」の穴あけ加工をよく見かけるかと思います。
しかし、穴あけ加工は「1か所」だけといった印刷物もあります。例えば、アパレルショップなどで「商品タグに穴を一か所開けて、紐を通して商品に結ぶ」といった使い方もあります。
その他にも、身近なところで穴あけ加工が便利に使われているケースもありますので、是非参考にしてみてください。
■伝票・帳票・・・保存用ファイルに綴じる
■冊子・・・カタログやパンフレットを保存用ファイルに綴じる
■タグ・・・紐を通して商品に結ぶ
■カード・・・カードリングに綴じる
様々なシーンで利用されている穴あけ加工ですが、仕様を確認していないと「穴を開けたけれど使いにくい」といったトラブルになる可能性があります。以下の様なポイントに注意しましょう。
穴のサイズは、JIS規格では6mmを基準に誤差0.5mm(つまり5.5mm~6.5mmの間)と定められています。このサイズであれば、一般的なファイルに綴じるにあたって問題ありません。
もし穴を標準より大きくしたい、あるいは小さくしたいという希望がある場合は、事前に印刷会社と相談しましょう。
2穴の場合、穴の中心からもう一つの穴の中心までの間隔は、JIS規格で80mmを基準に誤差0.5mm(つまり79.5mm~80.5mmの間)と定められています。
又、紙の端から穴の中心まで12mmを基準に誤差1mm(つまり11mm~13mmの間)とされています。
こちらも、標準の穴の位置ではない個所への穴あけを希望する場合は、事前に印刷会社と相談しましょう。
穴をあけるサイズや位置は、入稿データにアタリを入れて頂く必要があります。印刷レイヤーとは別にレイヤーを作って「穴の部分」が分かるようにして印刷データをご準備ください。
いかがでしたでしょうか。穴あけ加工をすることで、保存のしやすさが大幅に改善して業務効率化に繋がった事例もあります。
穴あけ加工のことでお悩みの場合は、お気軽に新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
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