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公開日:2015年03月23日
こんにちは。今日は、印刷の知識基本編を書いていきたいと思います。
本日のテーマは、
プロセス4色の印刷について
パンフレット、カタログ、チラシ、DMなどの一般の印刷物は、基本的に4色のインキで、写真やイラストやオビの色など、様々な色を再現しています。
一般的に印刷物の色の基本が、このプロセス4色となります。
この4色の色は、C,M,Y,Kの4つの色を指しています。
Cは、シアン青い色
Mは、マゼンタピンクのような色
Yは、イエロー黄色
Kは、黒
写真は、実際の印刷物の濃度を確認するためにC,M、Y、Kの色を印刷物の端の部分に入れたものです。この部分の4色のそれぞれの色の濃度が一定に保たれているかを印刷の途中にに時々抜き取って、濃度を測って検査をしながら、印刷の濃度を一定に保っています
この4つの色のそれぞれの版にアミ点と呼ばれる点の集まりがあり、それぞれの点が重なり合い、その濃度によって、さまざまな色が表現されます。
下の写真は、カラーチャートと呼ばれる印刷の色、濃度の基準をチェックするものの1ページです。拡大してご覧ください。
この写真では、左へ行くほどシアンが濃くなり、下へ行くほど、マゼンタが濃くなっています。
この写真のページでは、黄色は濃度100%、黒は濃度20%で一定となっています。
このシアンとマゼンタの濃度の変化によって、変わっていく色の様子を表現しています。
黄色と黒の色の濃度が変わると、さらにいろいろな色が表現されます。
このように4つの色を組み合わせることによって、いろいろな色が再現されます。
しかし、時には、このC,M、Y、Kの色の組み合わせだけでは、表現出来ない色もあります。
金、銀、または、ショッキングピンクなど鮮やかな色などは、プロセス4色での表現が難しい場合があり、このようなケースは、特色と呼ばれるズバリその色というインキを使って印刷をします。
例えば、会社のロゴ、名刺やパンフレットにロゴをワンポイントという場合に使われたりします。
また、補色といって、鮮やかな花や口紅などの写真にさらに特色のインキを加えて、鮮やかに表現をする場合に特色のインキを使用する場合もあります。
このようなケースもありますが、一般的には、C,M,Y,Kのプロセス4色での印刷がパンフレット、カタログ、チラシなどの印刷では、圧倒的に多いかと思います。
印刷において、ベーシックな色の表現方法です。
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